Ball'n'Chain

雑記

No Smoking, Please.

 九月の京都にしてはそれほど暑くない日が続いている。夏っていえば九月まで続くイメージだったんだが。体が慣れたのか。東京はもっと涼しいのだろう。

 主に本を読んだり個人的な翻訳をしていたりするのだが、家だと落ち着かない。喫茶店ばかり入るのももったいないので、大学の付属図書館で卒業生カードなるものを作った。そんなものが作れるなんて知らなかった。これで(ちょっと遠いけど)心置きなく図書館で作業できる、と思ったら、近くにたばこを吸える場所がない。昔は(十年位前までは)タバコの吸い殻なんてどこにでも落ちてたし、誰かの置いた灰皿用の空き缶が大学構内に多々あったのに… 構内全面禁煙なのか? と思うくらい、たばこの影がない。吸ってる人も見かけない。今まだ夏休みだから? どうしようせっかく卒業生カード作ってもらったのに。ついでに言うと、近くにたばこの吸える喫茶店もすごく少なくなった。タバコ吸えるファミレスは冷房きつすぎるし。何なの嫌がらせ? そんなに禁煙禁煙うるさいんだったら、もういっそタバコ売らないほうがいいと思うんだけど。これ以上寿命伸ばしてどうしたいの? みんなタバコ関係ない何かしらの原因で早く死んだらいいね(乱暴)。というのは言い過ぎにしても、図書館の近くでいかにタバコを吸うかについては本当に悩んでいる。

 今読んでるのは『幽霊』っていう八七分署シリーズのミステリー。薄いくせに中々読み進まない。あまりミステリーっていう気分じゃなかったのか、翻訳が合わないのか。個人的に翻訳している(売り込めるなら売り込みたいので訳している)のは、コラム・マッキャンという人のFishing The Sloe-Black Riverという短編集。辞書に載ってない言い回しをどんどん放り込んでくるので、苦戦している。アイルランド人は突然ゲール語挟んでくるのやめてほしい。やっぱり洋書は書店でブラウジングして買わないとだめだな。日本語の本だと自分に何か変なアンテナがあって、これは面白そうっていうのわかるんだけど、洋書でもそういうアンテナ育てないとだめだな。今から育つかな。

 書店でフェアやってたから見つけたんだけど、澁澤龍彦没後三十周年なんだ。ネットで調べてみたら、当初は男性からの支持が多かったけど、今は女性の読者も増えてきたって書いてあって、びっくりした。やってることといいルックスといいもろ女性向きじゃん、と思ってたんだけど、三十年前は女性に注目されていなかったのか。注目していたけど恥ずかしくて大っぴらにできない人がいたのか。今の時代にあんな人がいたらモテてしょうがなかっただろうに。時代を先取りしすぎた奇才。よっぽど『さかしま』買おうかと思ったけど、古本市の残りがまだ大量にあるので諦めた。

 ダイエットのためにたまにジム行ってる。健康そうな爺さん婆さんに混じってぜえぜえ言ってる、のだが、なぜか風邪を引いた。でも根っこは健康だから大丈夫。体重は少しずつだけど減ってて、体脂肪率も少しだけど減った。これだけはどうしても頑張らないといけない。